特定健診・特定保健指導

平成20年度より、40歳から74歳の被保険者・被扶養者に対して、特定健診(いわゆる「メタボ健診」)及び特定保健指導を実施することが義務付けられました。

特定健診について

下記の検査項目を年に1回受診していただきます。

  1. 既往歴(服薬歴及び喫煙習慣含む)
  2. 自覚症状及び他覚症状
  3. 身長、体重及び腹囲の測定
  4. 血圧の測定
  5. 血色素量及び赤血球数の検査
  6. 肝機能検査
  7. 血中脂質検査
  8. 血糖検査
  9. 尿検査
  10. 心電図検査

当組合が実施する人間ドックには「特定健診」に必要な検査項目が含まれていますので、人間ドックを受診すれば、特定健診を受診したこととなります。

特定保健指導について

特定健診の結果、下記に該当する場合は、特定保健指導を受けて頂きます。

ステップ1

腹囲とBMI※1で内臓脂肪蓄積リスクを確認

次の12に該当しなければ、特定保健指導の対象とはなりません。

  1. 腹囲
    男性85cm以上、女性90cm以上
  2. BMI
    上記未満の場合でも、BMIが25以上

※1 BMI:肥満度の判定方法の指数。体重(kg)÷(身長(m))2で求められる。例えば、身長170cmで体重が80kgだと、BMIは27.7になる。

ステップ2

更に血糖、脂質、血圧、喫煙歴のリスクを確認

ステップ1に加え、次の13に1つ以上該当する場合、特定保健指導の対象となります。

  1. 血糖
    空腹時血糖100mg/dl以上、又はHbA1c 5.6%以上
  2. 脂質
    中性脂肪150mg/dl以上、又はHDL(善玉)コレステロール 40mg/dl未満
  3. 血圧
    最高(収縮時)130mmHg、又は最低(拡張期)85mmHg以上
  4. 喫煙歴
    最近1か月間喫煙しており、生涯で6か月間以上喫煙又は合計100本以上吸っている者

喫煙歴単独では対象外だが①~③に1つ以上該当する場合追加リスクとなる
糖尿病、高血圧病、脂質異常症の治療薬服用者は特定保健指導の対象外

ステップ2でリスクの数をカウントし、保健指導の必要度別に支援を行います。

積極的支援

リスクの高い人を対象とします。生活習慣の改善に対する実施可能な目標を設定し、3か月間かけて、個人の生活習慣改善の行動の継続を支援。3か月後に健康状態の変化などを確認します。

動機付け支援

リスクが中程度の人を対象とします。生活習慣の改善に対する実践可能な目標を設定し、個人の生活習慣改善の取り組みを支援。3か月後に健康状態の変化などを確認します。

このページのトップへ